京都の下町／三条商店街。
そこをスル〜リととおりぬけて。
２０分後の待ち合わせにむけて。

チャリンコ快走中。
シュンシュンシュ〜ン。

あ。
ボクお気に入りの。
チャリンコで攻めるバンクがあったのわすれてた。
そこ寄っていこ〜っと。

そこはね。
高層マンションの中庭。
石畳だからスケートスポットじゃない。
だからボクが自分で発見した。
たぶんボクがファーストを刻んだハズです、イエイ。

そこでバンクを２往復。
シュンシュンシュ〜ン。

キモチいい〜。

でねでねでね。

そのバンク。
オモロいけれどよくパンクする。
今回もパンクしてもうた。
寄り道終えてさぁ行こ〜ってときに。
あ〜あ。

けれどそんなアセらない／シンパイしない。

だって。
まだ２０分あるし。
ついさっきちょ〜どチャリンコ屋さん見つけてたから。
しかも。しかもチョ〜フンイキのあるチャリンコ屋！！

それがこれ、右のシャシン→。
ここだけチョ〜昭和、イエイ。

店主はオジイサン７０歳代。７５歳って言うてはったかな。
このお店を５０年もやってるって。
スゲ〜スゲ〜スゲ〜。

けれど。
カンバンは"○○製袋"やったな。
なんでやろ！？
ま、いいや。

オジイサン。

"ほ〜これはフミキリ／踏み切り(＝競輪用自転車)か〜ナツカシイな。"

って言いながら５０年の歴史みなぎる手さばきで．．．．。

あれっいやそうでもないみたい。
もしかしてボク、め〜っちゃ久しぶりの客！？
手さばきが．．．．シロウトのボクがみてもワワ、ワルいっ。

パンク用の立派な工具で。
ボクの白いリム＝ホイールをムリヤリにグリグリ。

"チョ〜チョ〜っオジサマおじさん、オッチャ〜ン！！。
も〜っ、塗装はがれてるやん．．．．．っ。"
ってボクのココロの叫び。
口にはしないよ、人生の大センパイやから。

けれどチョットだけ、ショック。
ま、いいや。

そんなこんなで。

オジイサンのアクセンクトー／悪戦苦闘が２０分。

ももも〜時間ナイわ〜。

"オッチャ〜ン。
ちょっと他のチャリンコ貸してくれません！？
用事あるんデスよ〜。"

って言うても。
オジイサンなぜか貸してくれない。

そのとき"ポキっ!"って。

オジイサン。
"あ．．．．折ってもうた．．．．。"

．．．．グリグリやりすぎて。
チューブの空気いれるところ／バルブを折ってしまったんデス。
ま、いいや。ってならないナラナイっ。

ケッキョクね。

このあともいろんなことあって。
パンクがなおったんは１時間後くらい。
この１時間でもうひとつトピックが作れそうなくらい。
いろいろアリマシタ。


けれどボク。
なんだかまったく怒れず。
そりゃぁチョットはイライラはしたけれど。
なんだか楽しくパンクなおるの待てたんデス。

いや、逆にちょっとワルかったかな。
オジイサンの長いチャリンコ屋さんの歴史の晩年に。
ボクみたいなんが。
オジイサンのプライドをキズつけてしまったようで。


けどね、けどね。

パンクなおってからチョットだけフリートークした。
昔は踏み切り＝ピストバイク乗ってたってさ。

んでボク、去りぎわに。
"また来マスわ〜。"
っていうたら。

オジイサン。
笑いながら。

"もうこんでエエわっ。あんたのカオ見たないわっ。"

っていうてくれた。
そういわれたんがなんだかウレシくってね。

へへへへ。
またパンクしたら行〜こ〜っと。


だれか一緒に。
シュンシュンシュ〜ンって。
パンクしやすいバンク、行きません！？